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by 切腹ザムライ  at --:-- |  スポンサー広告 |   |   |  page top ↑

さめない夢はないけれど とけない呪いは売るほどあるねん


時計がな 今 ようやくピタリとあったんじゃ


子供のころから わしは母親に言われておった

社会はおそろしいところだ

ナメていては大変なことになる
 と


わしは 子供らしい夢などいっさい持たなかった

ただただ どうすれば おそろしい社会から逃れられるのか と

そればっかりを考えておった


とりあえず勉強をがんばれば大丈夫だ と

母親が言うので そうした

「将来の夢」という作文が大嫌いだった

クラスの誰もが その作文用に

クラスメートに笑われない範囲で描ける夢を探し続けた

エコノミーサイズの 希望の夢を



そうして入った学校の次には ついに社会が待っておった

社会では わしは決して気をぬかなかった

常におそれを抱き 貯金額を増やすことだけに専念し

ときをすごした


社会にでてからの日々のなか わしの希望は「老後」だけだった


そして 待ちに待った老後

わしは 毎日 死の影におびえた


このまま 眠って起きれなかったらどうしよう?

あとどのくらい生きれるものなのだろうか?

苦しい病気にかかってしまったら?

死とはいったいどんな感じのものなのか・・・


今 こうして あの世に召されて

わしはようやく「未来を生きる日々」から開放された

はぁ~極楽 極楽

次うまれかわったら もっと単純な生き物がいいなぁ・・

そう考えながら わしはふと思うんじゃ


次も人間にされてしまったらどうしよう?


そう思うといてもたってもいられなくなって

わしは ここでできる「善行」を探す


「今」はいつになったら訪れるのじゃろうか


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by 切腹ザムライ  at 10:34 |  ハードコア・ストーリーズ |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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