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ヒーロー

とぅっ!ヒーロー戦隊ニチジョウマン 参上!!


我こそはニチジョウマン

子供達に人生をそこそこ楽しむ大人の背中を見せるため

日夜社会と戦うヒーローなのさっ♪


駅前では 毎晩

子供達が 我々の生き様を否定するような歌を歌う

ロックンロールの過激な叫びは

社会にでるのが怖いという 彼らの悲鳴の裏返し


私は彼らの横に行き

我らヒーローのテーマソングを歌ってあげるのさ

♪ラララ~しあわせそうに見られることよりも しあわせであること

楽しそうな場所にいるよりも 楽しんでいること

それが一番大切だって知っているヒーロー ニチジョウマン~ラララ♪



彼らは私の美声に 恐れをなして逃げていった

「なにあのオヤジ、ちょー怖ぇ」

と、子供達が私を恐れることで

私はこの弱体化した日本にオヤジの恐ろしさというモラルを取り戻した

歌一曲で父権を復活させるヒーロー ニチジョウマン


我々ヒーローは 決して死んだ魚の目をして電車に乗らない

子供があんな大人にはなりたくない、と思わないような大人のビジョン

それを提供するため、日夜きりっとしているのだ

とはいえ、仕事でくたくたに疲れ切り、席にも座れず

長い距離を電車に揺られて帰るときなど、ふと油断すれば

さすがの私も瞳の輝きを失いそうになる


そんなとき 私は常に 女の子を捜しては その向かいの位置に陣取り

なんとかそのミニスカートの内側を見ることができないものかと

胸ポケットからボールペンを床に落としたりしては 試行錯誤している

こうやって試行錯誤するということは

脳の老化防止にとても役立つ気がするので

我々は 通勤するだけでとても得してる!

よっ、さすがニチジョウマン!


朝の満員電車では、もはや乗車の前から

ドアが開くのを待つOLさんの後ろの位置を陣取って

密室においてピタリとくっつく

もちろん お尻などには ビタイチ触らないっ!

そういうことではないのだ

ただただ きみがそばにいてくれるだけで

心が強くなれること

何より大切なものを 気づかせてくれたね

ありがとう


そんな感謝の気持ちに満ち満ちていると

もう会社に着いてしまった


会社には 人生サクサク阻止部隊というものがいる

彼らの存在こそが キッズ達に

我々のようになりたい という夢を

持たせないようにしている元凶なのだろう


それは 仕事の内容ではなく 人だ

彼らは「これこそが大人になるための裁きなのだ」

とその人当たりの悪さを「厳しさ」として伝承している

「私のときなんて こんなもんじゃなかったんだからっ!」

という概念が 日本文化財に指定される日も

そう遠くはないだろう


しかし いくら我々がヒーローだからといって

彼らを倒すというわけにはいかないっ!

この国の資本主義にとって 彼らのような人間は

必要な部分もある

何より 我々が背中で見せるものは

子供のような敵対の図式ではないのだ


倒さないけれど負けてない

うっとーしさをさけて ほどよく楽しむ


そんな我々のカッコよさに

ロックンロールスターでさえ 憧れているのだ!!

「マジかっけぇっす!リーマンさん!!

その背中の幅広さには 横浜アリーナもソールドアウトっす!!」


そんな嘘をばらまいて

もっと希望のあふれる国にっ!


我々ヒーローが つくっていくのだ

オールオアノッシングではない夢を見れる国を



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by 切腹ザムライ  at 15:25 |  ハードコア・ストーリーズ |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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