「おぉ、まぁあがれよ」
「うぃーす、おじゃぁしやぁす」
「で、どうしたのよ、急に」
「うん?あぁ、まぁな、あのさ、こないだネットで見つけて買ったんだけどさ
このアメなめると
ちょ〜くっさい息が吐けるようになって
おまえんちの壁とかにも ちょっとだけ色とか匂いとか残るらしいのよ今からここでさ このアメ なめていい?」
「いやだ!!ふざけんなよ、なんだよ、そりゃ!」
「あぁ!?ふざけてんのはそっちだろうがよ、コラ
おまえはさ タバコをすわねぇ俺んちにやってきてさ
あたりまえみてぇにタバコ吸い出してさ
俺がダメだっつったらさ かてぇこと言うなよ とか言ってさ
かまわず吸い続けただろぉがよ コラ
同じなんだよこれも 壁に匂いがついて色がつくんだ
おまえがいつもやってることだろうが この腐れ喫煙者がっ!」
「・・じゃぁ、いいよ、なめれば」
「おぉ、わりぃな、へへっ、ていつもおまえが言う感じね これ
まるで悪いなんて思っちゃねーよ ってのがありありと伝わる
あの口調ね これ 覚えといて
あ、そうそう このアメなめるとさ
タンがすげぇでるんだこの家
タン壺ある?」
「はぁ?んなもんあるわけねーだろ」
「んだよ、タン壺もねぇのかよ、タン壺くらい用意しとけよ
ったくよぉ 使えねーなぁ」
「知るかよ、んなもん。置いてある家あんのかよ!」
「はぁ?おまえこないだ俺んち来てタバコすいだしたとき
なんつった?
この家灰皿ある?あーあ 灰皿もねぇのかよ
来客用に灰皿ぐらい用意しとけよなつってさ 舌打ちしながら俺の飲みかけのジュースに灰おとしてさ
あぁ、これ まだ飲んでんの?ごめんよ 飲んでんのかよw
て笑っただろ コラ
俺もそうさせてもらうわ」
そう言って彼は冷蔵庫を開けると
1.5リットルのお茶のペットボトルのなかに
タンをはいた
