何もなくなった部屋をみまわして 私は思う
ここ こんなに広かったんだ と
そして 思い出す
そうだ この状態をみて
私はこの部屋をかりよう と決めたのだ
ここが 私がうまれてはじめて手にした
私だけの空間 私の居場所
鍋パーティ カレー祭り 焼肉会
なんでもやった
私は私の城を手にしたんだ と うかれて
手にしたからには 駆使しなくては損だろう と
見たことはないけれど イメージのなかにだけ確かに存在する
青春の虚像
決して追いつけないそれを追って
(というよりは それに追われて か?)
私は私の城に たくさんの人を招いた
男女が2対2で鍋を囲んだり
お酒を飲んだりして
そういうのが きっと楽しいんだろう って
じっさいには まぁ 楽しかったのかどうかは
よく わからなかったけども
たのしかったようなカタチは あった
ここが 私の城
うまれて初めて手にした 私だけの空間
あの母もいない
誰からも口出しされない
誰も 私をコントロールしようとはしない場所
私は そっと鍵をまわす
最後に もう一度だけ 振り返って
なんだか泣きそうになりながら
私は
もう二度と登ることのない階段を
おりて
駅へと向かった

No title
青春にエロコメが吸い寄せられてるんでしょうか?
どちらにせよ
青春とは幻想の中にあるんだろうなぁ・・・と
感じるわけですが。
No title