14才

俺が中学生のころに CDが世の中にでまわりだして

ちょっと照れながらも 音楽を聴くようになったんだけど


とにかく日本の音楽の歌詞がキモくって

ずっとイヤだった中坊時代の俺


なんで皆、こんなに愛の歌ばっかり歌ってるんだろう

集団ヒステリーなのか?



と 頭がおかしい世界をのぞくように

違和感まみれの歌詞を身体中にあびせられていた中学生の俺



なんか、愛の歌しか歌っちゃいけないって

ルールでもあんのかな


本気で不思議だった



そんな俺のもとに届いた進研ゼミの付録のCDで

であったのがザ・ブルーハーツ



「夢」そして「情熱の薔薇」を聴いて

とにかくほっとしたのを覚えてる



な〜んだ 別にいいんじゃん

こういうのもあるんだ、あー良かった
 って



少年漫画だけを読んで育って

推理小説にはまってたころの俺に

いきなり少女漫画ど真ん中みたいな愛の世界を

ロッキンオンジャパンのような大げささで歌いあげられても



恥ずかしいだけだった



その後、ブルーハーツとであったことで

俺の人生はかわっていって・・・


というか

あのときあの歌がなかったら


とっくに このクソッタレの世界で生きることを

俺はあきらめていただろう


悲鳴のように 音程のとれない声で

ブルーハーツの歌詞を叫びながら

なんとか生きていた十代のころ



この世界への怒りを表現できなくて かわりに彼らの言葉で届けたくて

爆音でCDを流して

壁の向こうにいる親たちに

なんとか この言葉たちを届けようとしていた



いまでも ヒロトの声には

批評をはるかに超えて 胸をつかまれます



俺の人生に起こった 最大の事件が

あの日 CDショップに立ち寄ったことだったとは


もちろん当時の俺は知るよしもなくて

いきなり解散のときにでたライブバージョンをきいて

その歌の音程のなさにびっくりしてた



彼らの言葉にいかされて

もうこんなに生きてしまったよ


これからも よろしく





あの日の僕のCDプレイヤーは(リ、リ、リンダリンダ)

少しだけ威張って こう言ったんだ(やるよー!やっちゃうよー!)

いつでも どんなときでも

スイッチをいれろよ


そのときは 必ず

おまえ


十四才にしてやるぜ



リアル よりリアリティ

リアルよりリアリティ

ブルーハーツが僕らにくれた

リアルよりリアリティ


リアル




by 切腹ザムライ  at 09:39 |  音楽の話 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

HAPPY X’mas ~ War is over



ジョンレノンを好きになったのは

YO−KINGと同じ十代中ごろで

一番かぶれていた 二十歳のころ





自分のジョンレノンのイメージはこの本で固まった

ヨーコとポールはこの本の不買運動をしたらしいけど

まぁ たしかに なかなか強烈な一冊です


あるとき ヨーコが風水にハマっていて

何をするにも 風水の先生に相談して決めていたころがあったんだって

で ジョンがハワイに行ってて

家に帰ってこようとすると ヨーコが

「いや ちょっと待って

今 ハワイからこっちに向かうのは方角が悪いわ」

と言ったんだって で 風水の先生に相談し

ジョンは地球を逆周りに一周して

自分の家に帰らされたらしい


このエピソードを読んだときはホントに爆笑した

そのスケールのでかさと アホさかげんに


平和の神様としてのジョンレノンという虚像を

この本は暴いているんだけど

それでも この本を読んで 僕はもっとジョンが好きになったよ

ヨーコとの理想的な恋人像ってのが

この本のとおり 後半はがたがたになって

うそで固められたものであったとしても


平和の神様とか 愛の宣教師みたいなジョンより

そうありたくて 幻を駆使して

でも なかなかそんなふうになれなかったりする

不安定な少年

そんなジョンが好き

すごく共感するし


子供のころにうけたきずを消せないまま

気が狂ったようなロックンロールショウの真ん中で

時代に翻弄されながら 踊り続けたジョンレノン


あの自己開放みたいな表現が

どれだけの人に影響を与えただろう

音楽の垣根をこえて ね



ヨーコのおかげでうまれた表現もすばらしい

ヨーコはジョンというフィルターを通すための材料

それ以上ではないな と 個展とか観にいくと思う

この概念的なガラクタが前衛芸術なのか

この 注意書きがなければ何にもみえないようなものに

どれだけの価値を見出せるかなあ

なにより やっぱ

ジョンのようなユーモアのセンスがないのが致命的

シリアスに わけのわからないことをやり続けるってのは

まぁ ある意味すごいけど


ジョンが勲章を返還したときのコメントも

返還の理由は、イギリス政府のベトナム戦争及びビアフラ問題への関与に対する抗議、そして、「コールド・ターキー」が売れなかったことに対する抗議、

とふるってる。

最後の 自分の曲が売れなかったから勲章をかえすよ

ってユーモアセンスがすき

これがないと ただの過激行動だけど

ヨーコにはつけたせなかった一文だと思う

もちろん ラジオでコールドターキーがON AIR禁止になったことへの

あてつけでももちろんあるだろうけど笑


勲章受勲時に「あんな若造(ビートルズのこと)と同じ勲章なんか貰えるか!」と、受勲を拒否する人が多かったそうで、その時に「お前らは戦争で人を何人も殺して勲章貰うんだろうが、俺たちは音楽で人を喜ばせて勲章貰うんだ、お前らの何倍も貰う価値がある」と言い放ったジョン

さらに、後のインタビューで、「別にあんな勲章なんかどうでもよかった」といったコメントも残して。



こんな人が生きてる時代にうまれたら

どんなにおもしろかったろうな っておもうよ

世界を相手どって

行動を芸術にしてってさ



恋人たちのラブソング以上のクリスマスソングを

人類で初めて作ったジョンレノン

クリスマスだよ 戦争は終ったんだ


そのメッセージは 感動的なメロディとともに

これからも永遠に歌い継がれていくよ



きみのくれたリズムで ぼくらは踊り続けるだろう

きみのくれたユーモアで ぼくらは笑い続けるだろう

きみのくれた概念を ぼくらは目指し続けるだろう

きみとすごす三分間を ぼくは愛し続けるだろう




ハッピークリスマス john





by 切腹ザムライ  at 00:31 |  音楽の話 |  comment (3)  |  trackback (0)  |  page top ↑